ちいさな農家のおすそわけ は、現在準備中です。
2021/10/26 18:50
今年の稲刈りは9月の4連休にしました。
この夏はほとんど大きな台風も来ず、しっかり晴れてくれましたので
豊作で本当によかったです。
たぶん、農家はみんなそうだと思いますが、収穫そのものが嬉しいというよりも
収穫まで病気もなく無事に育ってくれたことが
なにより嬉しいです…。ほっとする瞬間です。
稲刈りは、田んぼ仕事のなかでも一番の大仕事。
四賀村あたりは9月でも朝は冷え込むので、あさつゆがついてしまいます。
本当は朝早くから作業開始したいところですが、それを乾かすためにあんまり早朝からの刈り込みはできません…。
今年も例年通り、弟夫婦も手伝ってくれることになりました。
稲刈りで集まるのは毎年の恒例ですね…。
稲刈り機は小ぶりな手押しタイプで力仕事なので弟担当。
はぜかけするための「はぜ棒」は、私と母とでガンガン土に打ち込んでいきます。
今年はぬかるみすぎず、棒を地面に打ち込むのにはちょうど良い感じでした。
はぜ棒に稲穂のついた稲を一つずつかけていく作業は
みんなでやります。小学生だってしっかり働きます…!(稲刈り後のアイスというのが条件でした…笑)

全部の稲刈りと、はぜかけが終わると、きれいな月が出てました!
上の写真の山の後ろに光っているのが月です。
お天気に恵まれた日に全部を刈り終えられてよかったー!
ここから、天気がよければ約2週間天日干しにします。
このはぜかけをやるかどうかが、味の差になるそうです。
コンバインといって、刈り入れと同時に脱穀までしてしまう便利な機械はもちろんあるのですが
それよりも小さい面積の田んぼだからこそこの「はぜかけ」を大事にしています。
例年、このはぜかけ中に台風が来て、全部のはぜがなぎ倒される、、という悲劇があることが
何度かあったのでまだ油断はできませんが…。とにかくこのままいい天気で!というのを祈るしかありません。

はやく新米が食べたいっ!
2021年秋 ちいさな農家のおすそわけ 大澤